2009年03月02日
ベナン最後の日
朝起きて身支度をしながら、今日がベナン滞在の最後の日だという実感がわいてくる。
仕事柄毎日いろいろな所に行っているせいか、人との別れといっても
いつか必ず-そしていつでも会えるだろうという安心感みたいなものがあるのだけれど、
さすがにベナンは遠く、そして知り合った人たちとも再び会うことは難しいだろう。
そんな事を考えるにつれて寂しさがおそってくる。
今日は夕方の飛行機のチェックインまで時間があるので、お土産を買いに連れて行ってもらう。
案内されたのは、民芸品を売るお店が集まったちょっとしたマーケットで、
案内してくれた人たちも意外と来たことがないらしく、色々と買い物をしている。
みんなネックレスやキーホルダーなどを買う。
値段の交渉もソトウさんやアジャホがやってくれるので助かる!
買い物が終わって、念のために早めに空港に行ってチェックインを済ませることにする。
日本で調べた時には、まだ帰りの便は空席が充分あったので、
行きみたいなことにはならないだろうと油断していたのだが、
なんと、帰りも僕だけチェックインできなかった・・・。
いろいろ話してみても「一般のチェックインを出発の1時間前に締め切るので、
それが終わってから受け付ける」の一点張り。
またあの不安な時間を過ごすことになろうとは・・・。
行きの時よりは任務?を達成したこともあって少し気は楽なのだが、
帰りにここで一人ぼっちにされても、それはそれで不安でたまらない。
最後の最後まで色々あるなー。
ひとまずホテルに帰り最後の荷物の整理と少し早い夕食をとる。
大量に持ってきたラケットやボールはすっかりなくなって、自分たちの荷物だけになったのも少し寂しい。
夕食を待っている間、サッカーのベナンユース代表の試合が、
昨日テニス教室をしたスポーツ施設の中にあるサッカー場で行われていて、
そのテレビ中継をベナンのスタッフたちと一緒に観る。
ここまで一緒にいてすごーくおとなしかった人たちまで、熱狂して観戦している。
結果は後半ロスタイムに奇跡的に追いついて同点にしたものの、
PK戦で負けてしまった。
食事が終わると、我々を取材をしてくれたGolfeTVが撮影したビデオを持ってきてくれた。
取材のときに一応「ビデオが出来たらちょうだい!」とお願いしていたのだが、
まず無理だろうなーと思っていたので嬉しかった!
でも記録されているのが今や日本ではほとんど見られなくなったVIDEO CDというのがシブすぎる。
それを見ながら皆でこれまでのことを語り合う。
そしてソトウさんがそのVIDEO CDの「即席贈呈セレモニー」をしてくれる。
「元気に家族のもとに帰ってください。サヨナラは言いません。今日でひとまずお別れですが、
ここからが私たちの関係の始まりです。」
そんなソトウさんの暖かいスピーチにジーンとした。
いよいよホテルを出発して深夜出発の飛行機に乗るために空港に向かう。
続く
仕事柄毎日いろいろな所に行っているせいか、人との別れといっても
いつか必ず-そしていつでも会えるだろうという安心感みたいなものがあるのだけれど、
さすがにベナンは遠く、そして知り合った人たちとも再び会うことは難しいだろう。
そんな事を考えるにつれて寂しさがおそってくる。
今日は夕方の飛行機のチェックインまで時間があるので、お土産を買いに連れて行ってもらう。
案内されたのは、民芸品を売るお店が集まったちょっとしたマーケットで、
案内してくれた人たちも意外と来たことがないらしく、色々と買い物をしている。
みんなネックレスやキーホルダーなどを買う。
値段の交渉もソトウさんやアジャホがやってくれるので助かる!
買い物が終わって、念のために早めに空港に行ってチェックインを済ませることにする。
日本で調べた時には、まだ帰りの便は空席が充分あったので、
行きみたいなことにはならないだろうと油断していたのだが、
なんと、帰りも僕だけチェックインできなかった・・・。
いろいろ話してみても「一般のチェックインを出発の1時間前に締め切るので、
それが終わってから受け付ける」の一点張り。
またあの不安な時間を過ごすことになろうとは・・・。
行きの時よりは任務?を達成したこともあって少し気は楽なのだが、
帰りにここで一人ぼっちにされても、それはそれで不安でたまらない。
最後の最後まで色々あるなー。
ひとまずホテルに帰り最後の荷物の整理と少し早い夕食をとる。
大量に持ってきたラケットやボールはすっかりなくなって、自分たちの荷物だけになったのも少し寂しい。
夕食を待っている間、サッカーのベナンユース代表の試合が、
昨日テニス教室をしたスポーツ施設の中にあるサッカー場で行われていて、
そのテレビ中継をベナンのスタッフたちと一緒に観る。
ここまで一緒にいてすごーくおとなしかった人たちまで、熱狂して観戦している。
結果は後半ロスタイムに奇跡的に追いついて同点にしたものの、
PK戦で負けてしまった。
食事が終わると、我々を取材をしてくれたGolfeTVが撮影したビデオを持ってきてくれた。
取材のときに一応「ビデオが出来たらちょうだい!」とお願いしていたのだが、
まず無理だろうなーと思っていたので嬉しかった!
でも記録されているのが今や日本ではほとんど見られなくなったVIDEO CDというのがシブすぎる。
それを見ながら皆でこれまでのことを語り合う。
そしてソトウさんがそのVIDEO CDの「即席贈呈セレモニー」をしてくれる。
「元気に家族のもとに帰ってください。サヨナラは言いません。今日でひとまずお別れですが、
ここからが私たちの関係の始まりです。」
そんなソトウさんの暖かいスピーチにジーンとした。
いよいよホテルを出発して深夜出発の飛行機に乗るために空港に向かう。
続く
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