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テニス教室 in 西アフリカ・ベナン共和国 テニスにはじめて触れる人たちへテニスの楽しさを紹介するために、西アフリカ・ベナン共和国に行ってきます!

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テニスのバトン 1

今朝もムッシュIさんのモーニングコールで目覚める。
昨夜も二階部屋の人はクーラーが効かず、ほとんど眠れなかったらしい・・・。

今日はコトヌーの小学校を訪問する。前日のことがあるので皆なんとなく気が重い。

しかし・・・。

到着してみると立派なコートがある。しかもそのコートで子供たちがラリーをしている!
しかも20代の若いコーチが二人いて、テニススクールのように規則正しく練習している。
みな前日とは違う意味で動揺する。

コートに入り校長先生とと挨拶をするとそのコーチから
「ベナンのジュニアチャンピオンがいるので、ラリーしてくれないか」
と言われる。
打ってみるととても上手!同年代の日本の選手と比べてしまうとまだ粗さがあるけど、
強いボールを打つ。そして足元は裸足。

そして次はベナンのコーチがラリーを始める。
二人とも比較的薄いグリップのオーソドックスな打ち方で、
決して自己流で身に着けたものではない事が分かる。
選手で言うとジェームズ・ブレークみたいな感じ(かえって分かりにくいか・・・)。
彼らはボランティアで定期的にこの小学校の子供たちを教えているらしく、
コートは地元の富裕層が無償で作ってくれたものらしい。
こういったチャンスがあれば、身体能力に優れたベナンの子供はすぐにテニスがうまくなるだろう。

さっそくテニス教室を始める。
さすがにテニスに慣れている子たちばかりで、上手にボールを打つ。

待っている子供たちに、簡単なコーディネーショントレーニングをやってみる。
みんな嬉しそうに参加してくれる。日本の子供たちより照れがなく、歓声を上げながら楽しんでいる。

途中で写真を撮ったのだが、みんな撮ってくれ!とうるさい割には、カメラを向けるとまじめな顔になる。
まさか今時写真機に魂を吸い取られるとは思っていないだろうし、
もしかしたら撮られるのが嫌なのかなと撮影をためらったが、それも違う。
どうやら彼らなりにカッコつけているらしい。ひと安心。

レッスンを終え、ベナンのコーチと話しているとHコーチが切り出した。
「子供たちにテニスの楽しさを伝えるのも大事だが、
これから発展させていくためには、コーチを育成することも重要だ。
時間があれば彼ら二人にレッスンの方法を伝える時間が欲しい」

Hコーチは僕と同年代だが、一言で言うと「懐の深いコーチ」だ。
テニスだけでなくヨガや芸術にも造詣が深く、いろいろな引き出しを持っている。
クラブの行事としてのテニス教室でお世話になるが、いつも勉強させてもらっている。

ベナンの二人のコーチとは日程を調整して再び会うことを約束して、
小学校をあとにする。


続く
日記 | 投稿者 しの 00:38 | コメント(0)| トラックバック(0)
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